ドラえもんの道具 (せ) では、藤子・F・不二雄の漫画およびアニメ『ドラえもん』に登場するキャラクターであるドラえもんが、腹部の4次元ポケットから出す道具(ひみつ道具)のうち、読みが「せ」で始まるものを列挙する。
正かくグラフ
正かくグラフ(せい -)は、『グラフはうそつかない』(てんとう虫コミックス第8巻)にて登場。
大きなボードにグラフ用の目盛とスイッチが配置された道具。知りたいグラフの題名と横軸の項目を書けば、すぐにグラフ化してくれる。グラフを無理矢理修正すると書き足した分が飛び出して書いた者を打ち据え、グラフ通りの状態になるまで強制させられてしまう。(例えば「いいあたま」のグラフに書き足すと、強制的に勉強させられる等)。劇中では棒グラフのみしか表示されていなかったが、他のグラフが表示出来るかは不明。又、縦軸も書けるかどうかは不明(のび太が調べたのは「力もち」や「いいあたま」という具体的な数値が表せられない題だった)。
尚、のび太が調べたグラフで「力もち」ではのび太が3なのに対してしずか6(漫画の中でグラフの結果が分かるコマは2つあり一方では5、もう一方では6と表示されているが、ここではのび太が「ううん、正かくだっ。」と言っている6の数値の方を参考にした)、ジャイアン10、スネ夫7。「いいあたま」ではのび太2に対ししずか12、ジャイアン4、スネ夫7だった。
正義のパトカー
正義のパトカー(せいぎ -)は、『正義のパトカー』(てんとう虫コミックス「ドラえもんプラス」3巻に収録)に登場する。
玩具のパトカーのようだが、悪事を見つけると自動的に駆けつけ、警棒を持ったマニピュレーターが伸びて悪者を叩きのめす。悪事とあらば、ささいな嘘や、帰宅したとき「ただいま」と言わなかったなど、およそ犯罪とは呼べないものすら決して見逃さない。またドラえもん曰く、一度ポケットから出した後では、しまうことができないとのこと(使用中止の方法が本当にないのかどうかは不明)。
正義ロープ
正義ロープ(せいぎ -)は、『正義ロープ』(てんとう虫コミックス23巻収録)に登場する。
地面に種をまき、水をかけると動き出すつる草のサイボーグ。悪者は絶対に許さず、嘘やポイ捨て、人や動物を少しでも不快にさせただけで縛り上げる融通のきかない道具。罪が重ければ重いほど縛られ方は酷く、縛られる時間も長くなる。種の入っていた瓶の底の「ロープよびもどしボタン」を押すと瓶の中に呼び戻して元の種に戻せる。
税金鳥
税金鳥(ぜいきんとり)は、『税金鳥』(てんとう虫コミックス22巻収録)に登場する。
のび太がお小遣いの不平等さを嘆いてドラえもんに出してもらった道具。鳥の形をしたロボットで、登録した人間の所持金やお小遣いから税金を徴収し、集めた税金の使途はみんなで決めなくてはならない。税率は1000円未満は1割、1000円を超えると3割、1万円を超えると7割。支払い拒否した場合は電撃攻撃してくる。
静止衛星
静止衛星(せいしえいせい)は、『広?い宇宙で海水浴』(てんとう虫コミックス29巻に収録)に登場する。
その名の通り静止衛星の一種で、大きさはソフトボールほど。劇中ではこれを地球上空へ浮かべ、それを芯にして「電送ポンプ」で地上から吸い上げた土や水でくるみ、海水浴場となる小さな衛星を作り上げた。
成長促進剤
成長促進剤(せいちょうそくしんざい)は、てんとう虫コミックス10巻収録、及び映画作品の『のび太の恐竜』に登場する。
その名の通り、飲ませることで動物の成長を促進する錠剤。のび太はこれにより、首長竜のピー助を約2週間で成体にまで育て上げた。
成長そくしんライト
成長そくしんライト(せいちょう -)は、『水たまりのピラルク』(てんとう虫コミックス34巻収録)に登場する。
懐中電灯のような道具で、この光を生物に当てると、生物を早く育てることができる。劇中ではタラの稚魚を半日とかからずに成体へ育て上げた。
製版印刷製本機
※ 雑誌作りセットを参照。
生物コントローラー
生物コントローラー(せいぶつ -)は、『グンニャリジャイアン』(てんとう虫コミックス29巻収録)に登場する。
豆粒のように小さなアンテナを動物の頭に貼り付けると、コントローラーによる遠隔操作によってその動物を自在に操ることができる。「人間ラジコン」の動物用とも言える。
声もんキャンデー製造機
※ 声のキャンデーを参照。
精霊よびだしうでわ
精霊よびだしうでわ(せいれい -)は、『精霊よびだしうでわ』(てんとう虫コミックス21巻収録)に登場する。
精霊を人工的に作り出して出現させる腕輪。手首につけ、「○○の精」と唱えてこすると、その精霊を呼び出すことができる。
呼び出された精霊は人に近い姿をしており、古代ギリシャ風の衣装を身に付けており、それぞれの属性に沿った超能力を持つ(火の精なら炎を放つ、雪の精なら雪を操る)。また、それぞれの属性の物質(火、雪など)が近くになくなると、消えてしまう。
設計機
設計機(せっけいき)は、『メカ・メーカー』(てんとう虫コミックス22巻に収録)に登場する。
機械などの設計図がどんなにへたに書いてあっても、この道具に入れるとしっかりした設計図に書き直される。
設計紙
設計紙(せっけいし)は、『設計紙で秘密基地を!』(てんとう虫コミックス20巻に収録)に登場する。
「地下工事マシン」で地下を工事する際、その設計図を描くための方眼紙。設計をするための特別な機能は特にないようである。
ぜったい安全がさ
ぜったい安全がさ(- あんぜん -)は、『ぜったい安全がさ』(カラー作品集2巻収録)に登場する。
この傘をさしていると、誰かに襲われても傘が風を起こして吹き飛ばしたり、ボールが飛んでくると傘がひとりでに打ち返したり、車に轢かれそうになると空中に飛び上がったりと、その名の通り絶対安全に行動することができる。
雨が降っていなくても傘をささなければならず、少々見栄えが悪いのが難点。
絶対安全救命いかだ
絶対安全救命いかだ(ぜったいあんぜんきゅうめいいかだ)は、映画作品『のび太とブリキの迷宮』に登場する。
透明な瓶の中に水が少量たまっており、その上にいかだが浮かんでいる。瓶を海に浮かべ、瓶のコルク栓に触れると体が小さくなり、中のいかだに乗ることができ、そのまま漂流していれば(中で櫂を漕いで少し加速する事もできる)瓶は必ず目的地へ辿り着く。どんな嵐でも沈まないし、たとえ瓶の上空に外敵がいても、外からはただの空き瓶にしか見えない。いかだの上にはヤシの木が生えており、1日3回、ヤシの実ならぬ「おべんとうの実」が落下し、実を割るとスパゲティやハンバーグ弁当などが入っている。
ただし、目的地に絶対にたどり着くが、その速さは文字通り波次第。嵐が起きて海が荒れ、急速に波によって運ばれるようなことがない限り、目的地への到着は遅れる。
セットメーカー
セットメーカーは、『またまた先生がくる』(てんとう虫コミックス40巻収録)に登場する。
ビデオカメラに似た道具。芝居や映画撮影用のセットを作るためのもので、これを構えて建築物を頭に思い浮かべると、本物そっくりのセットが出現する。
但しあくまでセットなので、表から見ると本物と見分けがつかないが、裏側から見ると無残なハリボテ姿が晒されることになる。それを防止するためには、後で内装を思い浮かべると良い。
説明絵巻
※ 百鬼せんこうを参照。
セルフアラーム
セルフアラームは、『セルフアラーム』(「小学三年生」1989年5月号掲載)に登場する。
大小2つの時計のついた容器であり、それぞれの時計の時間を設定すると、それぞれ大きな粒と小さな粒が出てくる。(例えば8時30分に設定すると大きな粒が8粒、小さな粒が30粒出てくる)それを飲むと、眠っていたとしても、その時間になると、その目的に応じた行動を起こして、目を覚まさせてくれる(例えば、宿題する目的だと先生の声で、ジョギングする目的だと足が勝手に動くことで目を覚ますことができる)。
セルフしょうぎ
セルフしょうぎは、『ドラえもん大事典』(てんとう虫コミックス11巻収録)に登場する。
将棋の相手をしてくれる機械で、これを使えば1人で将棋を楽しめる。コンピューターを内蔵した本体、将棋板を見つめる「やじうまアイ」、駒を手にする「連動マジックハンド」などで構成され、なぜか本体にはトイレットペーパーもついている。将棋の腕前は自在に調節できる。
ゼロ戦
ゼロ戦(- せん)は、『タイムマシンがなくなった!!』(てんとう虫コミックス22巻収録)に登場する。
流されたタイムマシンを回収するためタイムベルトで弥生時代に行き着いたドラえもんとのび太が、モンスターと対決する際に飛ばしている。1コマ以上の登場で、少なからずゼロ戦を超越する殺傷能力を兼ね備えている。【22世紀から見てどうして100年以上も前の古い兵器が未来の道具化されて登場するんだ?】と言いたくなるほど問題視されつつある。
世話やきロープ
世話やきロープ(せわ -)は、『細く長い友だち』(てんとう虫コミックス27巻に収録)に登場する。
蛇使いを思わせる籠に、長いロープが入っている。ロープ自体が意思を持っており、自在に動いたり様々な形に変形したりして、あれこれと人の世話を焼く。ロープ先端の吸盤で手のように物をつかむことをはじめ、人のような形になって動き回ったり、馬や飛行機に変形して移動手段となったり、遊び道具としてジェットコースターや観覧車に変形したりする。家庭では人型で料理や遊び相手を務めたりと、あらゆる場で万能に活躍する。人間のように動くものの、口をきくことはできず、手の形をとって手話またはハンドシグナルのような仕草で意思表示をする。
戦車ズボン
戦車ズボン(せんしゃ -)は、『戦車ズボン』(カラー作品集1巻収録)に登場する。
その名の通り戦車型のズボンだが、ズボンといっても本当の戦車のような形なので、履くと戦車の砲塔から履いた者が上半身を出したようなスタイルとなり、下半身は戦車の中で正座の状態となる。そのために自分の足で歩くことはできないが、キャタピラによって頭で考えた通りに走ることができ、垂直な壁面や天井なども自在に走ることができる。ズボンの機能として一応両脇部分にポケットも付いており、小便は戦車砲から出す仕組みになっている。
せん水かん
※ 瞬間移動潜水艦を参照。
潜水ゴンドラ
潜水ゴンドラ(せんすい -)は、『竜宮城の八日間』(てんとう虫コミックス25巻収録)に登場する。
潜水艦の一種。6人程度が乗れ、深海の水圧にも耐える構造を持つ。劇中ではワイヤーを射出して他の乗物に貼り付け、牽引してもらうことで航行していたが、内部の座席にハンドルらしきものもあることから、自力での操縦・航行も可能と思われる。
全体復元液
全体復元液(ぜんたいふくげんえき)は、『全体復元液』(てんとう虫コミックス「ドラえもんプラス」2巻に収録)に登場する。
スポイトに入った薬液で、破損した物の欠片にこの薬をたらすと、全体が蘇る。たとえば食べかけのどら焼きの欠片でも、これをかけると食べる前の元通りのどら焼きになる。
潜地服
潜地服(せんちふく)は、『潜地服』(藤子不二雄ランド3巻、カラーコミックス3巻収録)に登場する。
地面や床などを水中と同じように泳げる、地上で使える潜水服である。ただし、ジッパーが壊れるなどして服が脱げなくなると地面から出る事ができず、溺れる危険性がある。
てんとう虫コミックスでは、6巻収録『ドラえもん百科 すばらしい道具のいろいろ』でのみ紹介されている。
全チャンネルかべかけテレビ
※ ぐ?たらお正月セットを参照。
仙人らくらくコース
仙人らくらくコース(せんにん -)は、『仙人らくらくコース』(てんとう虫コミックス43巻に収録)に登場する。
仙人気分を味わうことのできる道具。トランクケースのような箱に風船仕掛けで膨らませる「仙人の家」、30cmほどの大きさの「仙人ロボット」が入っており、雲に乗ったロボットが師匠となって、使用者に神通力の修行を施す。
「らくらく」という名前とは裏腹に修行はかなり厳しく、逆らえば雷雲の稲妻を浴びて黒焦げになってしまう。おまけに一度修行に入ってしまうと、一通りの修行を終えるまで逃げることは許されない。
最も簡単な修行(と仙人ロボットは称する)は「雲に乗る術」だが、その為には無念無想になる必要がある。修行は石の上でやる他、滝に打たれたりもする。修行中に寝たり、逃亡しようとすると雷雲の稲妻に打たれる。なお、修行中の食事は仙人食の「谷底に溜まった霞」。雲に乗っている最中に、心が乱れると神通力を失って地面に落下してしまう。
船舶専用レーダー高性能ワールドタイプ
船舶専用レーダー高性能ワールドタイプ(せんぱくせんよう - こうせいのう -)は、『ボトルシップ大海戦』(てんとう虫コミックス45巻収録)に登場する。
あちこちの船舶を探し出すことのできるレーダー。「ワールドタイプ」というだけあり、船と名のつくものであれば町中の公園のボートから、海の上の豪華客船まで探し出すことができる。タイム・マシンモードに切り替えれば、別の時代の船を探すこともできる。
船舶びんづめ機
船舶びんづめ機(せんぱく - き)は、『ボトルシップ大海戦』(てんとう虫コミックス45巻収録)に登場する。
ボトルシップを作るための道具。前もって用意した空瓶と「船舶専用レーダー高性能ワールドタイプ」と接続し、レーダーで船を捉えて「キャッチボタン」を押すと、その船が瓶に合わせたサイズとなって瓶の中にコピーされる。船の周囲の水も一緒にコピーされ、船の動きに合わせて水や船が動くため、本物さながらの臨場感が楽しめる。但し乗っている人はコピーされないため、たとえば池のボートをコピーすれば、無人のボートがひとりでにオールを漕いでいる状態となる。戦闘中の軍艦をコピーすると、瓶の中から砲撃してくることもある。
せん用電車
せん用電車(せんようでんしゃ)は、『せん用電車で行こう』(ぴっかぴかコミックススペシャルに収録)に登場する。
デパート屋上の遊戯道具のような、2人乗りの小さな電車。実際に線路を走ることができるほか、前部から瓶のようなものが飛び出して歯磨き粉のように地面に線路を引き、線路の無い地面でも走ることができる。
てんとう虫コミックスでは、6巻収録「ドラえもん百科すばらしい道具のいろいろ」で紹介されている。
千里一歩はねぼうき
千里一歩はねぼうき(せんりいっぽ -)は、『きらいなテストにガ?ンバ!』(てんとう虫コミックス「ドラえもんプラス」1巻に収録)に登場する。
ことわざの「千里の道も一歩から」をモチーフとした道具。大量の宿題に気が滅入っているときなど、この羽ぼうきでその本をはらうと、最初の1ページ以外が白紙となり、そのページをこなすたびに次のページの書面が現れるようになる。実質的にページ数は変わらないものの、「まずは1ページだけやれば済む」といった精神的効果を促す道具である。